経済産業省
令和5年度燃料安定供給対策調査等事業(CO2パイプラインの技術的ガイドラインに関する調査)報告書
報告書概要
CO2パイプラインに関する事故データベースの分析結果です。
- 1994年から2023年までの間に、PHMSAデータベースには合計119件のCO2パイプライン事故が記録されました。
- 平均すると、毎年約4.0件の事故が発生しています。
- 2010年以降のデータ期間では、事故原因は「設備故障」が最も多く(52%)、次に「パイプや溶接部の損傷」(17%)、「腐食」(11%)でした。
- 損傷の形態別では、リークが全体の84%を占め、破裂は3%でした。その他には、ミシシッピ州Satartiaの大雨による土砂崩れでパイプラインが破断しCO2が放出された事故も含まれています。
- 被害額としては、リークが最大値となり、その他の損傷形態(破裂やその他)を上回っています。平均すると、被害額は約21,145ドルでした。
- 非意図的CO2放出量としては、リークが全体の143バレルを占め、次に破裂とその他でした。
この分析結果は、米国のCO2パイプライン事故の傾向や被害状況を理解する上で重要な情報となります。特に、設備故障や腐食による損傷が多いこと、リークが大きな被害をもたらす可能性があることが分かります。この結果は、今後の規制動向や安全対策の改善に役立つと考えられます。